体験レポート

船橋市でまき網漁業を営む有限会社 中仙丸さんで実施した漁業インターンシップにセンター職員が同行し、その内容をレポートにまとめました!

今回のインターンシップのスケジュールは以下のとおりです。

1日目 漁業者との顔合わせ・まき網漁業の概要説明など
2日目 5時30分   集合
6時00分   出港
        ~操業~(見学・体験)
12時15分  昼食
        ~操業~(見学・体験)
15時10分  帰港
        ~水揚げ~(見学)
16時00分  終了
3日目 のり養殖場の見学、網補修作業の見学・体験など

[体験1日目]

お世話になる中仙丸さんに挨拶をした後、漁船の前で今回体験するまき網漁業の概要を説明していただきました。


中仙丸さんでは漁網を積んだ「網船」2隻、漁獲した魚を積み込む「運搬船」1隻、操業中の網船のバランスを保つなどの役割を担う「伝馬船(てんません)」1隻の計4隻でまき網漁業を行います。


その後中仙丸さんの事務所に移動し、船橋市で営まれている漁業の話、地域の取組、中仙丸さんの漁業への思いなど、様々なお話をしていただきました。谷川さんも積極的に質問し、まき網漁業などへの理解が深まったようです!




[体験2日目]

<6時00分 出港 → 魚群探査>
今日は5時30分に集合し、6時に漁港を出発しました。
晴れで風もほぼ無く、絶好の操業日よりのようです♪

2隻の網船はロープと漁網で繋がれ、両網船の船長がジェスチャーなどで船の進行方向や速度を調整し、横並びで走行しながら魚の群れを探します。
はじめての漁業インターンシップで、谷川さんもドキドキの様子。

<魚群発見 → 操業開始!>
船長が魚の群れを発見し、汽笛を鳴らしたら操業開始です!乗組員がテキパキと各自の持ち場へ移動してきます。
船を繋いでいたロープが外れ、網船が魚の群れを囲うように移動し、それに合わせて網がどんどん海中へと投入されていきます。

魚の群れを網で素早く囲い終わると、次は網を絞りながら引き上げる作業に移ります。最初は機械を使って海中から網を引き上げ、引き上げた網は次の操業がスムーズに行えるように乗組員の手でたぐられ、船上に綺麗に収納していきます。


谷川さんも乗組員さんにフォローしてもらいながら、網をたぐる作業に挑戦です!

機械である程度網を引き上げたら、最後は人の手で網を引き上げます。
徐々に今回のターゲットである「コノシロ」の姿が見え始めました!

コノシロが海面に集まったら大きなたも網を使って大量の氷とともに運搬船に移していきます。
目の前で大量のコノシロが移されていく様子は迫力があり、谷川さんも真剣なまなざしで見学していました!

<12時15分 昼食>
操業がひと段落したら、ランチタイムです。
今日のメニューはイワシの缶詰・玉ねぎの煮物・白米・お味噌汁です!
海の上は冷えるので、暖かいご飯が食べられるのは嬉しいですね♪ご馳走様でした!

<15時10分 帰港 → 水揚げ作業 >
数回操業を繰り返し、漁港に帰港します。
帰港したら運搬船から大きなタモを使ってコノシロを水揚げしていきます。この日はサワラも数本混じりました!


本日のインターンシップは終了です。
谷川さん、長時間の乗船お疲れ様でした♪

 



[体験3日目]

本日は強風の予報のため操業はありませんでしたが、ご厚意により中仙丸さんの管理する「のり養殖場」の見学をさせていただくことになりました♪

谷川さんは遠目に養殖場を見たことはあるようですが、こんなに近くで見るのは初めてとのこと。
生のりも少し試食させていただきました!

のり養殖場を見学した後は、網の補修作業を見学しました!
強風などで出漁できない日は皆で網に開いた穴を塞ぐ作業や網の一部を新しい網に入れ替える作業をします。

網の補修はまさに職人技!!網針(あばり)という道具でスイスイ穴を塞いでいきます!

谷川さんも網の補修にチャレンジ!
苦戦しながらも網の張り具合や網針を動かす方向など色々なコツを優しく教えてもらい、無事穴を塞ぐことができました♪

3日間のインターンシップはこれにて終了です!
中仙丸さん、谷川さん、密着させていただきありがとうございました!